最近では「回覧板がなくてもいいのでは?」と感じる方が増えてきましたよね。でも、実際にその気持ちを行動に移すには少し勇気が必要かもしれません。
この記事では、回覧板をやめる場合の手順や、やめた場合のメリットとデメリットについて詳しくお話ししていきますね。
結論から言うと、回覧板をやめることは可能です。
ただし、その際は町内会や自治会の責任者の方に相談する必要があります。このとき、断る理由をしっかり説明し代替の情報収集方法を準備しておくことも大切です。
本文で、回覧をやめる方法について詳しくお伝えします。
回覧板廃止の4つの主な理由
回覧板をやめたいと考える人が増えている理由はいくつかあります。ここでは、その主な理由を4つにまとめてご紹介します。
効率が悪い
現代は忙しい日々の中で、回覧板を次の家に回す作業が負担に感じることが増えていることがあげられます。
一日の終わりに郵便受けで回覧板を見つけたとき、「また次に回さなきゃ…」と少し憂鬱になることもあるかもしれません。
仕事から帰ってきてまわそうと思っていたけどうっかり忘れてしまったとなり慌てて次に渡すことになると回す作業が一種のプレッシャーにもなってしまいます。
これらを避けるためにやめたくなるということです。
情報が不要の場合が多い
回覧板には地域の情報が載っていますが、実際には不要な情報が多く広告やチラシがほとんどという場合も多いですよね。
本当に必要な情報が回ってくるのは年に数回程度という場合も地域によってはあるようです。
大切な連絡は町内会長が直接配布したり、公共の掲示板に掲示するなどの方法で十分に対応できている地域もあるため、回覧板の役割が薄れてきていることも考えられます。
デジタル技術が進んでいる
インターネットやスマートフォンが普及したことで、紙の回覧板は少し時代遅れに感じる方も増えています。
電子メールやSNSを使えば必要な情報をすぐに共有でき、紙の回覧板のように手間がかかることもありません。
実際に、すでに電子回覧板を導入している地域もあります。デジタル化が進むことで紙の回覧板の役割がますます薄れているのが現状です。
プライバシーが心配
回覧板を回していると、個人情報が漏れるリスクもあります。
例えば、訃報など本来は特定の人だけに知らせればよい情報が必要以上に広がってしまうこともあります。
プライバシーを重視する現代では、こうした情報漏洩のリスクが問題視されることも多く、回覧板を見直す理由の一つになっています。
回覧板をやめるメリットデメリット
では、回覧板をやめるとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?ここでは、その両方について考えてみました。
やめたときのメリット
回覧板をやめるメリットは、時間や手間を節約できることが挙げられます。
情報を読んで回すという手間がなくなることで、その分家族との時間や自分の趣味に費やすことができるのです。また、不要な情報を目にすることがなくなるため、余計なストレスからも解放されますね。
さらに、回覧板を使わなくなることでプライバシーが守られることや、紙の使用を減らすことで環境にも優しいことがメリットです。
やめたときに発生するデメリット
回覧板をやめることで、地域の重要な情報が手に入りにくくなる可能性があります。
例えば、ゴミの日の変更や地域のイベント情報などが把握しづらくなるかもしれません。また、回覧板を通じた日常的な近所づきあいが減ることで、地域とのつながりが希薄になる可能性もあります。
特に緊急時には、地域での助け合いの仕組みが弱まってしまう恐れがあることも考えられることがデメリットです。
回覧板をやめるための3ステップ
もし、回覧板をやめたいと思ったら、次のステップで進めていくのがおすすめです。
地域の責任者と話をする
まず、町内会長や自治会長などの地域の責任者の方に相談してみることです。直接会って話すのが一番良く、次に電話で相談する方法が効果的です。
メールだと誤解を招くこともあるので、対面か電話でのやり取りがおすすめです。
やめたい理由をはっきりさせる
次に、回覧板をやめたい理由をしっかりと伝えてください。
例えば、「頻繁に家を留守にしていて回覧板を回すのが難しい」や「地域の情報はインターネットで十分に得られる」といったように理由が明確であれば、相手も納得しやすいです。
他の情報源を見つける
最後に、回覧板をやめても地域の情報を逃さないよう、代わりの情報収集方法を準備しておくことが大切です。
例えば、町内会のウェブサイトやSNSをチェックしたり、地域の掲示板を定期的に確認するなど、他の手段で情報を得る習慣をつけると安心です。
まとめ
この記事では、回覧板をやめたい主な理由やメリットとデメリットを見てきました。
インターネットでの情報が収集できる時代になってきた今は確かに、回覧板は時代遅れに感じることもあります。また、夫婦共働きで帰りが遅い場合は次の人のまわすことが遅れてしまうことから負担に思うこともあります。
しかし、回覧板は地域とのつながりを保つ大切な役割も持っています。回覧板をやめるかどうかは、各家庭や地域の状況に応じて慎重に考える必要があります。
もし回覧板をやめるとしても、地域の情報を得る別の方法を用意することが大切です。また、近所づきあいや地域のイベントへの参加を心がけることで、地域とのつながりを保つことも可能です。
最終的には、回覧板はあくまで情報共有の手段の一つであり、目的は地域の安全や快適な生活を支えることにあります。自分たちに合った方法で、地域社会との関係を大切にしながら、必要な情報をしっかりと得ていってください。