お菓子作りやデコレーションで大活躍するチョコペンですが、使う際には固まるまでの時間が気になるところですよね。
特に、チョコペンを使って文字や絵を描いたとき、しっかり固まるまでの時間を知っておくと作業がスムーズに進みます。
今回は、チョコペンの硬化時間についてまとめました。室温や冷蔵庫での硬化時間の違いや板チョコを使った自家製コルネでの固まるまでの目安も詳しく解説していきます。
チョコペンの種類と硬化時間
チョコペンには、「速乾タイプ」と「ソフトタイプ」の2種類があり、タイプによって硬化時間が異なります。
速乾タイプは短時間で固まるため、すぐにデコレーションを完成させたいときにぴったりです。固まる時間の目安は、常温では約10分以内、冷蔵庫を使用すると約5分です。
急いでいるときや早めに仕上げたいときに重宝するのが、速乾タイプです。ただし、冷蔵庫で急速に冷やすとチョコレートに白い斑点(ブルーム現象)が出ることがあります。見栄えを重視する場合は冷やし過ぎに注意してくださいね。
一方、ソフトタイプは冷蔵庫で冷やせば一時的には固まりますが、室温に戻すと再び柔らかくなりやすい特性があります。常温での安定した硬化が難しいため、飾りや保存を目的に使うには不向きかもしれません。
購入前には、パッケージに記載されたタイプを確認しておくと安心ですね。
自家製コルネ用の板チョコの固まりやすさ
チョコペンがない場合でも、市販の板チョコを溶かして手作りのコルネとしてデコレーションに使うことも可能です。自宅にある板チョコでアレンジしたいときに便利ですが、市販の板チョコは硬化が遅く、室温では1時間ほどかかることもあります。
冷蔵庫を活用することで硬化を早めることはできますが、溶かしたチョコの質によって固まりやすさが変わってきます。そのため、短時間で安定した仕上がりになるようにできるだけ製菓用のチョコレートを使用してください。
また、製菓用チョコレートにも速乾性のあるタイプとそうでないタイプがあるので、プレゼントや保存目的で使う場合は、事前にどの程度で固まるかを試してみると安心です。市販の板チョコは常温で固まりにくいため、冷やす際のタイミングや温度管理が重要になります。
ソフトタイプのチョコペンの注意点
ソフトタイプのチョコペンは、常温では固まらないタイプもあります。ソフトタイプのチョコペンは、冷蔵庫で一時的に固まっても常温に戻すと柔らかくなってしまうため、デコレーション後に形が崩れる可能性が高いです。ソフトタイプのチョコペンは保存には不向きで、一時的なデコレーション向けです。
チョコレートのデコレーションが固まらないと感じた場合には、ソフトタイプである可能性が高いので注意です。
速乾タイプとソフトタイプのそれぞれの違いを理解し、用途に合ったチョコペンを選ぶことがポイントです。特にバレンタインシーズンなどにはさまざまなチョコペンが店頭に並ぶため、パッケージの説明をしっかり読み、早く乾かすことが必要な場合は速乾タイプを選ぶようにしてください。
チョコペンの硬化時間と使い分けについてまとめ
チョコペンでデコレーションを行う際、速乾タイプであれば室温で約10分、冷蔵庫なら約5分で固まります。短時間で硬化するため、速乾タイプは作業がスムーズに進むというのがメリットです。
また、自家製のコルネに板チョコを使用する場合、室温では固まりにくいため冷蔵庫で硬化する必要があります。さらに、ソフトタイプのチョコペンは常温に戻すと柔らかくなるため、長時間の保存や形を維持したい場合には不向きです。
このことからしっかりと固めたい場合には、速乾性のある製菓用チョコレートや速乾タイプのチョコペンを選ぶことをおすすめします。
チョコペンのタイプの違いを確認し目的に合ったチョコペンを使うことで、お菓子作りやデコレーションがさらに楽しく、思い通りの仕上がりになりますよ!